ソフトSMとハードSMの境界線って?
ソフトSMとハードSMの境界線って?
SMには色々なプレイがあります。
ちょっと興味を持っただけの初心者でも手を出しやすいプレイ、専門的な知識を要求される上級者向きのプレイなどその種類も様々。
それらは一般的にソフトSMやハードSMといった呼び方で分類されています。
ですがこのソフトやハードといった分類は何を基準にされているのでしょうか。
初心者の方にはわかりにくいポイントではないかと思います。
明確な基準はないのですが、この記事では個人的な見解を元にどういったプレイがソフトでどういったプレイがハードなのか?
それを紹介、解説していきたいと思います。
ハードとソフトの境界は?
ハードとソフトの境界には基準がないと言いましたがそこをあえて決めつけてみましょう。
個人的に思うことですが割と多くの方に共感してもらえるのではないでしょうか。
①痛みと苦しみの度合いが大きい
ふわっとしてますがまずはこれです。
ソフトSMは痛みや苦しみが伴うプレイはあまりなく、あってもそこまでではありません。
ですがハードSMは明らかに「痛そう!」「苦しそう!」といったなぜわざわざそんなことするのか一般人にはいまいち理解ができないプレイも多いです。
②身体にしばらく痕が残る可能性がある
ソフトSMはソフトなのでSMプレイをした証である後も残らず、普段の生活にも影響はまったくありません。
しかしハードSMは身体にうっ血などの痕がしばらく残ったり、赤く腫れたりなどする場合があります。
なのでそれを見られると「なんでそんなところにそんな痕付いてるの?」と思われてしまう可能性があります。
ハードなプレイをしていたとはなかなか言えないのでここがハードのハードたるところです。
③SとM、両者の扱い方の違い
ソフトSMではM側はあくまでもただのMな人です。
S側もただのSな人です。
なので普通のプレイの延長で「ちょっとやってみようよ」的な感じでできます。
しかしハードSMではM側はペットや奴隷、S側は女王様というお互いの扱い方に違いがあり、より厳格に立場を強調される形になることが多いです。
④専門的の道具を必要とする
ソフトSMでは身近にあるタオルやネクタイといった物などでもプレイを行えます。
しかしハードSMではわざわざそのために買う必要がある道具が必要になることも多いです。
そういった特殊な物を必要とするプレイはハードSMに分類されることが多いです。
【ソフトSM】拘束・目隠し
拘束プレイはいちばん簡単にできるSMプレイの一つ。
手や足を拘束して動けなくするプレイです。
本格的にやるなら拘束用の手枷や足枷を購入する必要がありますが、タオルやネクタイなどひも状の物さえあれば身近な物で代用することができます。
普通に拘束する以外にも椅子やベッドやその他家具などにも拘束することもできます。
拘束プレイは簡単ですがその場を支配しているS感と支配されているM感が得られるので初心者にもおすすめのプレイです。
【ソフトSM】緊縛
緊縛プレイは相手を「縛る」というSMプレイ。
拘束プレイと混同されやすいですが、緊縛はロープなどで腕や足以外の部分も縛るという「縛り」をメインに据えたプレイです。
緊縛プレイは非常に幅が広く、AVなどで見るような複雑な縛り方は緊縛師と言われる専門家が必要になります。
なのでこちらはハードSM。
しかし簡単な縛り方であれば初心者でも全然できるのでこちらは全然ソフトSMです。
発展形として緊縛した相手をさらに「吊る」というプレイもあり、こちらは危険性もありかなりの上級者向けになります。
【ソフトSM】スパンキング(手)
スパンキングは身体を叩くというSMプレイ。
叩く場所はお尻や太ももなどが多いですがお互いの好みに合わせてどこでもOK。
痛みが快感というわかりやすいシステムです。
スパンキングは手で叩くだけなので音はしますが痛みはそこまで大きくもなく、叩かれた場所が赤くはなってもそこまで痕が残りません。
何らかの言葉責めをしながら叩くのが基本になります。
鞭などの道具を使って叩くという方法もあり、使う鞭にもよりますがこちらはハードSM寄りになります。
【真ん中ぐらい】ロウソク責め
ロウソク責めはこれぞSM!といった感じの見た目のSM感たっぷりのSMプレイ。
垂れて固まったロウが血痕みたいで映えます。
ロウソク責めで使われるロウソクは火傷防止のためにも基本的に「低温ロウソク」という普通のロウソクよりも融点が低い物が使われます。
なので実際やってみると見た目よりは熱さは控え目。
と言っても生身の身体にロウを垂らすのでやっぱり熱い物は熱いので熱さを和らげるためにローションを塗る場合も多いです。
低温では飽き足らず火傷覚悟で普通のロウソクを使う場合はハードSMですね。
【真ん中ぐらい】浣腸プレイ
浣腸プレイはアナルに浣腸を注入するプレイ。
浣腸プレイの楽しみ方は様々です。
便意を我慢している姿を見て興奮したり、排便をするところを眺めたり、浣腸液以外の液体(牛乳など)を入れてアナルから発射する様子を眺めたり、浣腸を挿したままセックスしたりなどその時や関係により多種多様。
浣腸液を大量に注入するというハードプレイや空気を入れてオナラをさせるというマニアックプレイもあります。
浣腸プレイはソフトSMというには準備が必要だし、基本的な浣腸プレイだけならハードSMというほどでもないのでその真ん中あたりではないかなという感じです。
【ハードSM】スパンキング(鞭)
スパンキングはスパンキングでもこちらは鞭を使ってのスパンキング。
手で叩くより痛いが強いのと、鞭で叩くという非日常感からハードSMに分類してみます。
鞭も素材と形により痛みは変わります。
形は大きく分けて先が一本になっているタイプとバラバラに何本にも分かれているタイプ(バラ鞭)があり、一本になっているタイプの方が肉に食い込むので強力です。
素材も色々な種類があり、安い物は大抵ポリウレタン製ですが本革がいちばん強力です。
なのでポリウレタン製のバラ鞭であればハードSMというほどではありません。
がしかし鞭の種類で分類し始めるとややこしくなるので非日常感にフォーカスしてここに置いておきます。
【ハードSM】スカトロ
誰が見てもハードSMなのがスカトロプレイ。
ウンコにまみれたりおしっこにまみれたり、挙句の果てにはウンコを食べてしまったりもするあれです。
見た目の壮絶さもさることながらその臭いもかなりきつめ。
さらにプレイ後の処理も大変というハードルの高いプレイです。
SMなら痛いのも苦しいのもなんでもできるけどスカトロだけはダメ!という人も多いようにかなり性癖を選ぶプレイでもあります。
ウンコやおしっこだけでなく嘔吐プレイと呼ばれるゲロを浴びたり飲んだりするプレイもスカトロに分類されます。
こちらも間違いなく完全にハードSMです。
【ハードSM】アナルプレイ・尿道プレイ
アナルプレイはアナル開発や拡張といったプレイでこれも色々な楽しみ方ができるプレイです。
前立腺開発のための道具や拡張のために異物を挿入する必要があるためハードSMに分類してもいいのではないかと思います。
前だけでは飽き足らずアナルにも快感を求めるというその発想もマニアックでハード。
最初は痛みが伴ったりするのでなかなか大変です。
尿道プレイは尿道にカテーテルなどの異物を挿入するプレイ。
なんかもう聞いただけでハードSMの匂いがしますね。
尿道の先には前立腺という男性だけが持つ器官があり、そこを刺激して気持ち良くなれるのが尿道プレイです。
見た目も痛そうでかなりハードです。
【ハードSM】首絞め、水責め、針プレイ
首絞めプレイと水責めはどちらも呼吸を奪われるという苦しみの中で快感を得るプレイ。
「呼吸を奪われる」ということからヘタをすると大事故になるという可能性もある危険度高めなプレイになります。
酸欠になることで脳が苦しみを快感と認識するというようなメカニズムらしく、これらも間違いなくハードSMと言えるでしょう。
針プレイも身体に針を刺すというプレイでこちらもハードSM。
「針を刺す」というのを聞くだけでちょっと怖いですね。
針はまっすぐ垂直に刺すパターンと横に水平に刺すパターンがあります。
刺す場所は脂肪の厚いおっぱいやお尻などが基本ですが、膣に針を刺すという超ハードなプレイもあります。
【ハードSM】吊りプレイ
難易度的にも見た目的にもハードなのが吊りプレイ。
縛った相手を天井に吊るというハード中のハードプレイです。
吊りプレイはAVなどでは時々見ますが専用の設備があるSMホテルなどに行かない限り、吊るための器具を設置する場所的にもなかなか厳しいです。
人間を吊るので重さ的にも天井抜ける可能性もあり。
かかる体重も一か所に集中するのと縄の縛り具合や落ちる可能性など、ケガしてしまう要素も多く素人にはまったくおすすめできません。
縛り方にも知識が必要なのでかなりレベルの高いプレイです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
ソフトSMはちょっとしたスパイスにも使える簡単な物が多いです。
ソフトSMはそこまで種類が多くありませんが、ハードSMにはこれだけではなく電流責めやラバースーツやドリルなど他にも様々なプレイがあります。
ハードSMはかなり奥が深く、ハードな中でもさらにハードなプレイやそれらを複数組み合わせたプレイも存在します。
ハードSMは初心者が行うと高確率でケガをしてしまうので挑戦するには経験を積んでからが基本。
興味のある方はまずソフトSMからにしましょう!