針プレイでできる事と気をつける点
針プレイというと皆さんはどんなプレイを思い浮かべますか?
やはり真っ先に思い浮かべるのは乳房や陰部に針を突き刺すニードルプレイと呼ばれるものではないでしょうか。
むしろこれ以外に思いつかない、という人も多いと思いますが実はそのバリエーションは豊富。
例えばピアッシング。針プレイという印象はないかもしれませんが、ピアッシングはまず専用の針を皮膚に貫通させてピアス穴を開けるので立派な針プレイの一つなのです。
ピアッシングはSMプレイのみならずファッションとしてごく一般的に行われているので最も身近な針プレイと言えるでしょう。
SMプレイとして行う場合は乳首や性器へのピアスがポピュラーですね。
もう一つ、ファッション性が高いものといえばタトゥー。針で皮膚を刺し、そこへ染料を入れて着色する事で絵や文字、模様を描くというものですが、ピアッシングほどではないもののSMプレイに限らず世間一般に知られている針プレイです。
他には、少し前にテレビで放送された事で一躍脚光を浴びたボディサスペンションというプレイがありますが、これも先端の尖ったフックを肉体に貫通させて宙吊りを楽しむので、針プレイの一種に他なりません。
このようにただ体に針を突き刺すだけでなく様々な手段で行われている針プレイですが、その中でも今最も注目されているのが縫合プレイです。
縫合プレイとは文字通り、針と糸状のものを用いて皮膚を縫い合わせる針プレイの一つ。
連続して何度も針を貫通させた上に糸が皮膚内を通っていく時の摩擦で得られる痛みがクセになると苦痛マニアの間では人気となっています。
それに伴いプレイを行う側のS男性も縫合プレイに興味を示す人が増えてきていますが、注目され始めたばかりでまだ実践した事がないという人が多いのも事実。
そこで今回は針プレイの中でも縫合プレイに焦点を当てて詳しく深掘りしていきたいと思います!
針プレイの魅力は?
まず、縫合プレイをはじめとした針プレイの魅力はどこにあるのか。いまいちピンと来ない、という人も少なくないと思います。
ここでは針プレイマニアの方達にその魅力について語っていただきました。
『針が体内に侵入していく時の鋭痛はもちろんの事、その後に続く灼けるような痛み、そしてドクドクと脈打つような疼痛に苦痛を超えた快感に浸れます。痛みに集中する事で最初は頭の中がスッキリするような爽快感、そして徐々に恍惚感というか全身の力が抜けていくような究極のリラックスをしたような感覚に包まれます。性的に気持ちいいというよりは心が気持ちよくなる、そんな感じですね』
『ご主人様から与えられる苦痛を受け入れる事で胸の奥が満たされるような感覚に陥ります。私の体も心も全てご主人様に委ねているという歓びがこみ上げてきます。苦痛を感じる調教は他にも色々ありますが、私は針責めを受けるのが一番好きです。針で肉体を貫かれる、という本能的な恐怖が最も強いからかもしれません。痛みと共に恐怖を受け入れたところに満足感や歓びがあるのだと思います』
針プレイを受けるM女側からは痛みそのものに快感を得られる、ご主人様の恐怖や痛みを受け入れる事で満たされるという声がありました。
意外にも性的な快感という言葉はなく、針プレイはどちらかというと精神的な快感に繋がるようです。
また、針プレイを行う側のS男性からは以下のような意見も。
『針を見せた時の恐怖に引きつったM女の顔。そして切っ先を肌に突き刺した時の歯を食いしばりながら痛みに耐える表情に堪らなく興奮を覚える。嗜虐心が掻き立てられてしまう』
『苦痛責めするとなると何かと準備するものが必要だからしたいけれど面倒だなと思う場面も多い。けれど針プレイは基本的に針さえあれば簡単に出来るのが魅力。それだけに苦痛責めが好きな自分にとっては針プレイが一番頻度が高いんじゃないかな』
このように針プレイを行う時の恐怖心や苦痛に満ちた様に興奮するという声は多く、また最も手軽に行える苦痛責めと考えるS男性も少なくないようです。
今注目の縫合プレイはどうやって行う?
針プレイの魅力をお伝えしたところでますます興味を抱いたS男性も多いのではないでしょうか。
そんな中、オーソドックスな針プレイであればただ針を皮膚に突き刺すだけで出来そうだけど縫合プレイはどうやってするの?と疑問に感じた方もいるはず。
続いては今注目の縫合プレイへ話を戻し、その基本的な方法について詳しく解説させていただきたいと思います。
用意するもの
縫合プレイを行うにはまず必要なものを準備するところから始めます。
用意するものは以下の通り。
・縫い針
・糸
・ハサミ
・衛生用品
一般的に皮膚を縫合する場合、医療用の縫合針を用いますが、SMの針プレイの一環として行う分には裁縫用の縫い針で充分です。医療用の縫合針に比べて当然痛みは増しますが、痛みが快感になる苦痛系のM女相手であればむしろご褒美です。
また、縫合プレイには糸も必須。本来の縫合であればこちらも医療用のものを使いますが、縫合プレイには普通の縫い糸で問題ありません。ただ、糸によっては切れやすいものもあるので、ポリエステル製やナイロン製などの丈夫な糸を選ぶ方がいいでしょう。
ハサミは糸を切るのに使います。文具用、裁縫用などありますが糸が切れれば何でもOK。衛生用品に関しては針や縫合部位の皮膚、手指を清潔にするための消毒剤を用意しましょう。一般的には消毒用エタノールがよく用いられます。
想像していたよりも簡単に用意できるものばかりで意外に思われたかもしれませんが、針プレイの魅力でもお伝えしたように、すぐに揃えられるものだけで手軽に行えるというのは縫合プレイにも通じる点だと言えるでしょう。
とはいえ、もし医療プレイの一環として本格的に行いたい場合は医療用の縫合針や糸、専用の鉗子などを用意しても構いません。
縫合の手順①:縫合する場所を決める
まずはどの箇所を縫合するか決めましょう。本来の縫合のように傷口を縫うわけではないので好みの場所で構いません。
最もオーソドックスな縫合場所は陰唇。左右の肉ビラを縫い合わせてマンコを閉じ、貞操管理を行うのが最もポピュラーな楽しみ方となっています。
その他には乳首を無理矢理皮膚内へ押し込み、陥没させた状態で乳首周りの皮膚を縫合する事で疑似的な乳首切除体験をさせたり、両腕・両足を縫い合わせる事で身じろぎする事すら恐怖を覚える拘束が可能。
それだけに、どこを縫合するかだけでなく何を目的として縫合を行うかで箇所を決めてもいいでしょう。
縫合の手順②:消毒する
縫合したい場所が決まれば消毒を行います。自分の手指と針、そして縫合したい場所へ消毒剤を用いて清潔にします。
消毒剤にはエタノールが使われる事が多いですが、中にはアルコールにアレルギーを持っている人もいるので最初に確認しておきましょう。
万が一アレルギー反応を起こすようであれば代替品としてポビドンヨードなどがあります。アルコールが配合されていない消毒剤を用いるようにしましょう。
縫合の手順③:針を入れる
消毒を済ませたらいよいよ縫合です。
糸の長さは縫う箇所によって違ってきますが、30~50cmが適切。
針へ糸を通したら縫合したい箇所の端から針を入れて縫っていきます。
縫合の手順④:糸を結ぶ
一針目で針を貫通させたら糸が抜けてしまわないように結紮をして縫いはじめの糸止めを行います。
結紮の方法はいくつかありますが、最も頻繁に用いられているのが男結び(本結び・横結び)というもの。
針を貫通させ、糸の端が数センチ残るところまで引き抜いたら両端を絡めるように結びます。さらにもう一度二つの端を絡めますが、この時一回目とは逆方向へ絡めるように結びます。
この男結びを行うと二回とも同じ方向で結んだ時よりも強度が高くなり、簡単には解けづらいのがメリットです。
縫合の手順⑤:縫い進める
結紮で糸止めをしたら二針、三針と縫い進めていきましょう。
縫合には結節縫合という一針縫って結紮を何度も繰り返す方法がありますが、時間も手間もかかるので縫合プレイでは連続縫合が一般的。
皮膚同士を縫い合わせる場合にはかがり縫いの要領で皮膚の端を巻き込むようにして縫っていきましょう。
縫合の手順⑥:止め結びを行う
目的の位置まで縫い進める事が出来たら最後に止め結びを行います。
結び方は手順④で紹介したものと同じく男結びで解けないようにしっかりと結びましょう。
あとは余った糸をハサミで切り離して縫合完了です。
縫合の範囲が広い場合、縫っている途中で糸が足りなくなる可能性もありますが、その時は糸が短くなってきた時点で止め結びを行い、再度新しい糸で縫い繋げていくといいでしょう。
少し不格好かもしれませんが縫合するという目的が果たせれば問題ありません。
応用編!縫合プレイでアートを楽しむ
基本的な縫合プレイの手順を紹介しましたが、ただ皮膚同士を縫い合わせるだけではなく、アート的な楽しみ方ができるのも縫合プレイの魅力です。
ここでは応用編として、縫合アートについても詳しく紹介させていただきます。
ボディコルセット
皆さんはコルセットピアスという言葉を聞いた事はあるでしょうか。
ピアス穴を2列の左右対称になるように等間隔で開け、リングピアスを装着。そのリングへリボンを編むように通していき、コルセットのように見せるピアッシングの一つです。
ゴシック的な要素が魅力でピアスマニアな若者を中心に流行りつつあるのですが、これを縫合プレイに取り入れたものがボディコルセットです。
このボディコルセットを行うにはまず施す場所を決めるところからはじめましょう。胸の谷間や太もも、背中などが人気の場所、中には見えるファッションとして手足首から手足の甲にかけて施す人もいます。
コルセットピアスを行うのと同じ流れで左右対称に2列、等間隔に縫いながら編んでいく形になるので、あらかじめマジックなどで針を通す箇所へ印をつけておきましょう。
場所が決まったら針とリボンを用意します。ボディコルセットでは糸ではなくリボンを使うので、太めの針を使うのは必至。最も使い勝手がいいのは畳針です。
リボンは太めの方が存在感が増しますが、針穴に入らなければ意味がないので5,6mm程度の太さが現実的と言えるでしょう。
また、基本的な縫合プレイでは糸の長さは30~50cmが最適と伝えましたが、ボディコルセットの場合はリボンの継ぎ足しはできないので極力長めのものを用意しておきましょう。施す場所にもよりますが1.5m程度あれば足りるかと思います。
心配な場合は針を通す前に肌の上で編んでみてシミュレーションしておきましょう。最後にリボン結びを行うのでその分の長さも忘れず考慮しておいてください。
全ての準備が整ったらいよいよ縫い編んでいきます。
上から下へ編み下げる場合は一番上から、下から上へ編み上げる場合は一番下から針を通しましょう。
ピアス穴を開ける要領であらかじめ印をつけておいた箇所へ水平に針を貫通させます。続いて貫通させた箇所と対称になる箇所へ同じように針を通します。
これでまずは平行にリボンが通ったはずです。リボンは左右均等の長さになるように揃えておき、次は印に沿ってジグザグになるように縫っていきましょう。
一番下、もしくは一番上まで縫い終わったら一度リボンから針を抜きます。
そしてもう片方のリボンの端へ針を通し、同じ要領でリボンを交差させるようにジグザグ縫いをしていきます。
全て縫い終わったら両端の余ったリボンを蝶々結びにして完成です。
ピアス穴にリボンを通すコルセットピアスと違って、縫いながら編んでいくので失敗出来ないだけに慎重さが求められますが、上手にできればアート性は抜群。M女らしいオシャレにもなるでしょう。
刺繍
次に紹介したい縫合アートが刺繍。肌をキャンバスにして縫い糸で文字や絵を描いていくというものです。
まずは刺繍を施す場所と図柄を決めましょう。人気の場所は乳房やお尻、デルタ部分です。
図柄もお好みで考えてみましょう。M奴隷相手であれば卑猥な言葉や絵などもありではないでしょうか。
場所と図柄が決まればマジックで下書きをしておきます。
下書きが終わったら早速刺繍の開始。支点となる場所へ針を通したら基本の縫合プレイの要領で糸が抜けないように男結びをして糸止めをしましょう。後は下書きに沿って針を進めていくだけです。
縫合プレイにおける刺繍は図柄を楽しむ事が目的なので、糸選びが大切。赤や黒といった肌に映える色を選びましょう。
また、折角刺繍したなら極力長持ちさせたいですよね。なのでナイロンなどの合成繊維で作られた糸を使う事をオススメします。
針プレイを行う際の注意点
基本の縫合プレイや応用編として縫合アートについても紹介させていただきましたが、縫合プレイに限らず針を用いるプレイには必ず危険を伴うもの。
ここからは針プレイを行う際の注意点についても触れておきたいと思います。
衛生面を徹底する
針プレイは針で体に傷をつける行為なので、炎症を起こしたり酷い時には化膿してしまう可能性も否めません。
それだけに衛生面には細心の注意を払って行いましょう。
プレイを行う前には必ずその部位や手指、針の消毒を忘れず行うのが基本。
万が一膿んできた場合は適切な処置を行うようにしましょう。
必ず相手に同意を得る
針プレイは苦痛責めの中でも必要な道具を揃えるのが比較的簡単で手軽に行えるものではありますが、誰とでも簡単に出来るわけではありません。
針を皮膚に刺すという行為は強烈な苦痛を伴います。いくらM女を自負していたとしても針プレイは出来ない、というM女だって少なくありません。
M女なら何やっても文句はないだろう、と同意を得ないまま針プレイを強要すると思わぬトラブルになりかねないので、必ず事前に相手の了承を得るようにしましょう。
体調に配慮する
繰り返しますが、針プレイは強烈な痛みを伴う行為です。それゆえにいくらM女から同意を得たとしても体自体がNG反応を示す場合も。
プレイ中に失神したり、吐き気や悪寒を催したりなどM女の体調に異変が生じたらすぐに中止しましょう。
プレイ中は常にM女の体調に注意を払っておく事も大切です。
また、アルコールが入った状態で行うのも大量出血に繋がりかねないので避けるべきでしょう。
体内に針を残したままにしない
針プレイを行う際には針の扱いにも注意が必要です。
特に針を体内に残ったままになるのはとても危険。場合によっては臓器を傷つけてしまう可能性もあるので、針プレイで使った針は必ず回収するようにしましょう。
使う前にしっかりと本数を数えておき、使用後にも確認を怠らないくらいの危機管理が必要と言えそうです。
針プレイを楽しむなら苦痛マニアな本格真性M女が最適!
今回は針プレイの中でも縫合プレイに焦点を当て、その手順や応用プレイ、さらに注意点についても紹介させていただきました。
苦痛責めが好きなS男性にとっては興味深いプレイだと感じてもらえたのではないでしょうか。
針プレイとなると応じてくれるM女は限られてしまいますが、だからこそやり甲斐のあるプレイと言えます。
針プレイを楽しむなら苦痛で快感を覚える本格的なM女が最適なので針プレイ、縫合プレイに興味を持った方は是非、期待に応えてくれる真性M女を探してみてくださいね!