アナルローズはアナル好きの憧れ
アナルを責める人、責められる人、つまりアナル好きにとってアナルローズは一種の憧れです。しかしアナルローズとは聞こえは良いですが、つまるところ脱肛や脱腸といった肛門粘膜脱と呼ばれる病気と同じ状況になっている事を言います。
見た目のエロさもあって、アナルローズを出せる人が賞賛されたり面白がられていますが、実は結構危ない状況だという事に気付いている人は少なくありません。
本当のところ、アナルローズとはどういうものなのか、今回は詳しく知っていくための情報をまとめました。
どんな状態か
既にご存じの方の方が多いと思いますが、先述の通りアナルローズとは肛門が体外に出てしまい直腸の出口が裏返っている状況です。
真っ赤になって飛び出た肛門内の皮膚が、薔薇の花や蕾のように見える事からそう呼ばれています。
いわゆる脱肛・脱腸という症状になっているわけですが、アナルローズになったからといって喜んでばかりはいられません。
本来体内にあって空気中の雑菌などに触れられる環境になかったモノが外に出たという事は衛生的には良くない事。
それを面白がって素手で触ったり舐めたりするとより深刻な脱肛の症状を招きます。
アナルローズとして性行為のプレイの一環としてや、身体改造の要素として楽しまれてはいますが、実際は危ない状況という事を理解するのが重要です。
なぜ起こるか
アナルセックスやアナニーなどアナルで遊びすぎた結果、肛門括約筋が弱くなった事、肛門や直腸粘膜を引き締めて支えている組織の機能が低下したことによっておきます。
通常なら老化によって起こったり、便秘がちな女性が排便時に力を入れすぎたことによる肛門の飛び出しで引き起ります。
アナルでの遊び方や頻度によって脱肛や脱調になる確率は変わってきますが、必ずなるワケではありません。
正しい遊び方や楽しみ方を理解して実践すれば、そもそもの脱肛や脱腸を防ぐことが可能です。
アナルローズとして楽しみたい場合でも、危険性を知って安全な対処方法でたしなむ事が重要になります。
危険性
アナルローズにすることを頻繁に行うと、肛門の機能は弱まっていきます。
いわゆるガバガバの状態になってしまうのですが、肛門を引き締める筋肉が低下する事で色んな症状を引き起こします。
例えば咳やクシャミをした弾みで脱肛してしまったり、固めのウンチをする際に肛門も同時に引っ張られて脱肛してしまったり、ちょっとのキッカケですぐに出てくるようになります。
また脱腸まで症状が悪化すると直腸の粘膜から分泌液が塞き止められずに流れ出し、下着を汚してしまいます。
分泌液がお尻や肛門などに付着し、下着でムレた時には不快感や臭いも気になるばかりか、肌が湿疹してかゆみや痛みも引き起こすのです。
脱肛や脱腸した状態で下着とこすれると、デリケートな体内の組織が傷つき、雑菌が侵入したりなどして炎症になる事も。
肛門の機能が低下して脱肛がクセになると、このようなデメリットが途端に増えだす事を理解しましょう。